林あさ美ベスト~銀木犀~

林あさ美( 林朝美 ) 林あさ美ベスト~銀木犀~歌詞
1.銀木犀

作詞:水木かおる
作曲:大谷明裕

細い爪先(つまさき) 伸びあがり
くちづけかわす 別れ徑(みち)
どこからか 霧にしめった
銀木犀が 匂います
あゝ わたし いつまでもこうして
あなたの胸に ひっそり咲きたい

明日(あす)の別れに 目をつむり
かさねていましょ くちびるを
恋をする 女ごころは
銀木犀の 匂いです
あゝ あなた 身じろげばやさしい
かおりがゆらぐ 花びらこぼれる

いつも送って くれた徑(みち)
今夜はどうぞ 送らせて
闇のなか 花の匂いで
銀木犀は わかります
あゝ わたし ふり返るあなたを
しづかに待てる 女になりたい


2.アカシヤの雨が止む時

作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行

アカシヤの雨にうたれて
このまま死んでしまいたい
夜が明ける 日がのぼる
朝の光のその中で
冷たくなった わたしを見つけて
あの人は
涙を流して くれるでしょうか

アカシヤの雨に泣いてる
切ない胸はわかるまい
思い出の ペンダント
白い真珠のこの肌で
淋しい今日も あたためてるのに
あの人は
冷たい瞳(め)をして 何処かへ消えた

アカシヤの雨が止む時
青空さして鳩がとぶ
むらさきの 羽の色
それはベンチの片隅で
冷たくなった わたしのぬけがら
あの人を
さがして遥かに 飛び立つ影よ


3.涙かくして


4.つぐない

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

窓に西陽が あたる部屋は
いつもあなたの 匂いがするわ
ひとり暮らせば 想い出すから
壁の傷も残したまま おいてゆくわ

愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
やさしすぎたのあなた
子供みたいなあなた
あすは他人同士に なるけれど

心のこりは あなたのこと
少し煙草も ひかえめにして
過去にしばられ 暮らすことより
わたしよりも可愛い人 探すことよ

愛をつぐなえば 重荷になるから
この町を離れ 暮らしてみるわ
お酒のむのもひとり
夢を見るのもひとり
あすは他人同志に なるけれど

愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
やさしすぎたのあなた
子供みたいなあなた
あすは他人同志に なるけれど


5.だいじな人だから

作詞:秋浩二
作曲:伊藤雪彦

雨の日も風の日も元気を出して
歩いてゆきます
あなたとふたり
いつでも夢を抱きしめて
明るい笑顔を
あなたにあげる
あなたは一番大事な大事な人だから

喜びも悲しみも分け合いながら
歩いてゆきます
あなたとふたり
いつでも歌を口ずさみ
綺麗なこころを
あなたにあげる
あなたは一番大事な大事な人だから

泣かないで泣かないで涙をふいて
歩いてゆきます
あなたとふたり
いつでも愛を信じ合い
わたしのすべてを
あなたにあげる
あなたは一番大事な大事な人だから


6.手のひらの愛

作詞:あかぎてるや
作曲:三木たかし

咲かぬなら 咲くまでと 待つもよし
咲けぬなら これまでと 泣くもよし
見えぬなら 見えるまで 待つもよし
見ぬのなら 何もかも 捨ててよし

月の夜に ひとりほす コップ酒
望むのは ひとときの ぬくもりと

我知らず かき抱く 手のひらの夢
ひたすらに いとおしき 手のひらの愛

翔べぬなら 羽根休め 待つもよし
翔ばぬなら 岩となり 伏すもよし
云えぬなら 云えるまで 待つもよし
云わぬなら いつまでも 耐えてよし

風の啼(な)く 野の果ての 草枕
重ねれば 露宿す 汝(な)が瞳

探(さぐ)りても なお深く 手のひらの闇
ひたすらに いとおしき 手のひらの愛

我知らず かき抱く 手のひらの夢
ひたすらに いとおしき 手のひらの愛


7.忘れないわ

作詞:山上路夫
作曲:三木たかし

忘れないわ あなたを
別れたあとも 胸に生きるわ
もしもふたたび 恋をしても
あなたに似てる ひとでしょう

忘れないわ
I'll never forget you
愛したひとよ 忘れないわ

忘れないわ いつまでも
初めての恋 心に抱(だ)くわ
たとえひとときの 喜びでも
愛してくれた あなただから

忘れないわ
I'll never forget you
愛したひとよ 忘れないわ
忘れないわ


8.赤い夕陽の父子船

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

海で生まれりゃ 鴎がダチで
ガキの頃から エンヤッセ 綱を引く
俺もいつかは おやじのように
波と 喧嘩の 大漁旗
可愛い あの娘よ もうすぐ岬
赤い夕陽の 父子船

海は男の でっかいロマン
銭じゃ 買えない エンヤッセ 夢がある
俺もいつかは 長栄丸で
おやじみたいに 舵をとる
可愛い あの娘よ もうすぐ嫁だ
赤い夕陽の 父子船

海の神様 感謝の心
白い 八巻 エンヤッセ 大漁唄
俺も いつかは せがれを乗せて
捕れた 魚で 酒を飲む
可愛い あの娘よ もうすぐ港
赤い夕陽の 父子船


9.ジパング

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

すみ焼き木こりの勘太郎が 庄屋の娘に恋をした
生まれて初めて恋をした 悲しい恋とは知らないで
月の夜は切なくて みみずくお山で鳴いた
毎日早よから すみを焼き
一生けんめい 働いた ホッホッホッホッホー

北風ビュービュー 戸板をたたきゃ
もうすぐ 雪ん子 やってくる
春まで いっぱい 銭っこためりゃ
お馬に ゆられて 嫁に
早よう来いや 早よう来いや お馬にゆられて嫁に
娘の気持ちも 知らないで
悲しい恋とは 知らないで ホッホッホッホッホー

すみ焼き木こりの勘太郎が かわいい娘に恋をした
夜中も眠れぬ恋をした 悲しい恋とは知らないで
あの娘のために 汗水を流し
来る日も来る日も 木を切って
来る日も来る日も すみを焼き
お山の真っ赤な 夕やけが
村まで降りたら 逢えるから ホッホッホッホッホー

水車にコットン 雪解け水が
もうすぐ 春っこ やってくる
だんだん畑に れんげが咲けば
お馬に ゆられて 嫁に
早よう来いや 早よう来いや お馬にゆられて嫁に
娘の気持ちも 知らないで
悲しい恋とは 知らないで ホッホッホッホッホー

北風ビュービュー 戸板をたたきゃ
もうすぐ 雪ん子 やってくる
春まで いっぱい 銭っこためりゃ
お馬に ゆられて 嫁に
早よう来いや 早よう来いや お馬にゆられて嫁に
娘の気持ちも 知らないで
悲しい恋とは 知らないで ホッホッホッホッホー


10.つんつん津軽

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

つんつん津軽のよ カモメの水兵さん
伝えておくれよ あんああんあん
あんああんあん あの人に
林檎の花が 咲いたよな
風に涙が 散ったよな
逢いたいな 逢いたいよ
津軽恋唄 じょんがら岬

つんつん津軽のよ ポンポン船乗りさん
届けておくれよ あんああんあん
あんああんあん あの人に
夜なべてセーター 編んだよな
そっと手紙を 入れたよな
逢いたいな 逢いたいな
津軽恋唄 じょんがら岬

つんつん津軽のよ 泣きむし 浮雲さん
逢わせておくれよ あんああんあん
あんああんあん あの人に
春で十九に なったよな
赤い口紅 買ったよな
逢いたいな 逢いたいよ
津軽恋唄 じょんがら岬

逢いたいな 逢いたいよ
津軽恋唄じょんがら岬


11.ソーラン節 ASAMIX

作詞:北海道民謡
作曲:北海道民謡

ヤサエ エンヤーサーノ ドッコイショ

鰊来たかと 鴎に問えば
わたしゃ立つ鳥 波に聞け
男度胸なら 五尺の身体
どんと乗り出せ 波の上 チョイ
ヤサエ エンヤーサーノ ドッコイショ

嫁になるなら 鰊場の娘
色は黒いが 気だてよい
今宵一夜は 緞子の枕
明日は出船の 波枕 チョイ
ヤサエ エンヤーサーノ ドッコイショ

沖の鴎に 潮どき問えば
わたしゃ立つ鳥 波に聞け
踊る銀鱗 鴎の唄に
お浜大漁の 陽が昇る チョイ
ヤサエ エンヤーサーノ ドッコイショ
ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン…


12.男!マグロ!一本釣り!

作詞:柿島伸次
作曲:柿島伸次

カモメがよ 鳴いている
津軽海峡 小舟に揺られて 今日も一人
ねじり鉢巻き ギュッとしめ直し
真冬の波しぶき ザブンと浴びて
荒波の中へ 男!マグロ!一本釣り!

北風が 頬叩く
娘がくれた手作りお守り さらしにまいて
命をかけた 真剣勝負
咲かせてみせましょう 大輪の花
この血がたぎるぜ 男!マグロ!一本釣り!

故郷の 歌に酔う
酒をまわして 夢を語り合う 幼なじみと
負けず嫌いは 親父ゆずりさ
生き様みせてやる 海の侍の
俺の仕事は 男!マグロ!一本釣り!

ねじり鉢巻き ギュッとしめ直し
真冬の波しぶき ザブンと浴びて
荒波の中へ 男!マグロ!一本釣り!

男!マグロ!一本釣り!


13.どさゆさラッセラ!

作詞:Yoon Myung Sun・日本語詞:亜蘭知子
作曲:Yoon Myung Sun

らっせらっせらっせら(らっせらっせらっせら)
どさゆさらっせら(どさゆさらっせら)
らっせらっせ どさゆさ
津軽の夏は淡い夢のように短い

踊ろうよ 歌おうよ みんなで
酒っこついで 乾杯して 笑って
春は桜 夏はねぷた 肴に
それそれ歌おう
(や〜やど〜 や〜やど〜)
笑顔が 笑顔を また呼ぶ
いつしか けやぐも 増えるよ
めぐさがねんで みんな えふりこがねんで
それそれ 踊ろう

らっせらっせらっせら(らっせらっせらっせら)
どさゆさらっせら(どさゆさらっせら)
らっせらっせ どさゆさ
この世の春は 淡い夢のように短い

津軽のおなごはじょっぱり
ケンカしても「かにな」って言えねんで
どへばいべが こへばいいべが 悩んで
今夜も眠れない
(や〜やど〜 や〜やど〜)
あの人 離せば まいねよ
好きだら 後悔するなよ
すぐだまって 泣いでねんで けっぱれ〜
素直になりへよ

らっせらっせらっせら(らっせらっせらっせら)
どさ ゆさらっせら(どさゆさらっせら)
らっせらっせ どさゆさ
乙女の春は 淡い夢のように短い

らっせらっせ 恋よ(らっせらっせ 恋よ)
どさゆさ 夢よ(どさゆさ 夢よ)
めぐせがねんで みんな えふりこがねんで 踊れよ 恋せよ

らっせらっせらっせら(らっせらっせらっせら)
どさゆさ らっせら(どさゆさらっせら)
らっせらっせ どさゆさ
津軽の夢は 岩木山に抱かれ 燃えているよ


14.雪國

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

好きよあなた 今でも今でも
暦はもう少しで 今年も終りですね
逢いたくて恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國

窓に落ちる 風と雪は
女ひとりの部屋には 悲しすぎるわあなた
酔いたくて泣きたくて ふるえるくちびる
そばに来て少しでも わがまま聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國

好きな人はいるの あなた
バカね バカな女ね 意地をはってた私
逢いたくて夜汽車乗る デッキの窓に
とめどなく頬つたう 涙のあとを
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國

逢いたくて恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國


15.津軽平野

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

津軽平野に 雪降る頃はヨー
親父ひとりで 出稼ぎ支度
春にゃかならず 親父は帰る
みやげいっぱい ぶらさげてヨー
淋しくなるけど 馴れたや親父

十三みなとは 西風強くて
夢もしばれる 吹雪の夜更け
ふるな ふるなよ 津軽の雪よ
春が今年も 遅くなるよ
ストーブ列車よ 逢いたや親父

山の雪どけ 花咲く頃はよ
かあちゃん やけによ そわそわするネー
いつもじょんがら 大きな声で
親父うたって 汽車から降りる
お岩木山よ 見えたか親父